タイでの生活

【2025年】タイの物価は日本より安い?物価上昇率やエリア別の物価の違い

タイの物価は日本より安い?物価上昇率やエリアによる物価の違い

>タイ・バンコクの賃貸ならディアライフ by RENOSY<

タイへの海外駐在や移住を予定している方にとって、タイの物価は気になるところですよね。

タイは物価が安いというイメージを抱いている方も少なくないはずですが、近年は円安も進んでいることから、現在のタイの物価はどうなの?と疑問思われている方もいらっしゃるでしょう。

そこで本記事では、タイの物価は日本と比べて安いのかといった疑問への解答や、タイに住むなら知っておきたい「物価」について解説していきます!

目次

  1. 【2025年】タイの物価は日本のどのくらい?
  2. タイの生活費の目安は?ジャンルごとに比較
  3. タイの物価はエリアごとに違う?
  4. タイの消費者物価指数の推移
  5. タイ移住で費用に関して注意する点
  6. タイの物価は日本より安い? まとめ

【2025年】タイの物価は日本のどのくらい?

タイの街並み

タイで使用されている通貨はバーツ(THB)で、2025年7月現在の為替相場は1バーツ4.57円です。

タイで価格を円換算するなら、表示価格の約4.6倍と覚えておくとよいでしょう。

日本と比較してタイの物価は低い?

2022年2月に1バーツ約3.50円だったことを考えるとかなり円安が進んでいるため、タイの物価が高く感じられる方もいるでしょう。

しかし、もともとの物価がかなり低いため、それでもなお日本の物価と比較するとタイの物価は全体的に低いと言うことができます。

ちなみに、タイ国民の平均年収は日本円に換算すると約140万円程度で、日本よりかなり低いです。

都心部では平均年収が高くなるため、バンコク市民の平均年収は186万円ですが、それでも日本より安いですよね。

タイの生活費の目安は?ジャンルごとに比較

タイの屋台

タイの物価が日本より安いということをお伝えしましたが、実際に生活するとなったとき何にどの程度の費用が掛かるのでしょうか。

以下ではジャンル別にタイの物価相場を解説していきます。

食費

タイでの食事は、内容によって価格が大きく異なります。

内訳 費用
ローカル料理 約60〜70バーツ(約270~315円)
軽食 約30バーツ(約125円)
タイ料理レストラン 100バーツ(約450円)
コカ・コーラ(500ml) 約20バーツ(約90円)
ブロッコリー(1房) 約30バーツ(約135円)
日系チェーン店 約100~500バーツ(約450~2,251円)

屋台やフードコートで食べるパッタイやガパオといったタイのローカル料理は、1食60~70バーツ(約270~315円)ほどで食べることができ、軽食であれば30バーツ(約125円)程度で食べられるものもあります。

また、レストランで食べるタイ料理も100バーツ(約450円)と、日本と比較するとかなり安くなっています。

スーパーの物価も全体的にかなり安く、500mlのコカ・コーラが約20バーツ(約90円)、ブロッコリー1房で約30バーツ(約135円)と、価格は大体日本の4分の3程度といったところです。

一方、タイで日本食が食べられる日系チェーン店のメニューは、100~500バーツ(約450~2,251円)と、日本と同じもしくはタイの方が割高になります。

タイで日本食を食べたくなった場合は、自炊するのがおすすめです。

交通費

タイと日本の交通費の目安を比較すると、以下のようになっています。

内訳 タイでの料金 日本での料金
冷房付きバス 約12~25バーツ(約57~114円) 約170~210円
冷房のついていない普通バス 約8~10バーツ(約36~45円) 約170~210円
電車 約15~70バーツ
(約68~320円)
約140~210円
タクシーの初乗り料金 約40バーツ
(約180円)
約500円

冷房が付いているバスとついていないバスで運賃が違うのはタイ特有の文化と言えるでしょう。

通行手段をそれぞれ比較すると、タイの交通費の方が日本の2分の1もしくはそれ以下に抑えられていることが分かります。

電気代

一人暮らしの場合でタイと日本の水道代を比較すると以下のようになっています。

世帯 タイでの料金 日本での料金
単身 月1,000~4,000バーツ
(約4,570~18,280円)
月6,726円円
夫婦のみ 月2,000~6,000バーツ
(約9,140~27,420円)
月10,940円
子供のいるご家庭 月4,000~15,000バーツ
(約18,280~68,550円)
月12,811~14,373円

※ユニットあたりの単価、エアコンの利用状況、お部屋の間取りによって大きく変わりますのであくまで目安となります。

タイに済んだ際、公共料金の中で一番費用が掛かるのが電気代です。

タイは年間を通じて気温が高く、エアコンを利用する機関が長いこともあり「電気代=エアコン代」と言っても過言ではありません。

部屋の広さやエアコンのタイプによって掛かる費用が大きく異なるため、上記はあくまでも目安ですが、エアコンを利用する期間が長いことから電気代は日本の平均とほぼ変わらない相場となっています。

なお、アパートやサービスアパートでは、電気代込みで賃料を契約できる物件もあります。

一方、コンドミニアムでは電気会社などを自身で契約するため、公共料金を含めて賃貸契約をすることができません。

ディアライフでは公共料金を含めた賃料での物件探しなど、お客様の条件や予算に合わせたご提案を行っておりますので、お気軽にご相談ください!

水道代

世帯 タイでの料金 日本での料金
単身 月100~300バーツ
(約457~1,371円)
月2,282円
夫婦のみ 月200~400バーツ
(約914~1,828円)
月4,248円
子供のいるご家庭 月300~500バーツ
(約1,371~2,285円)
月5,358~6,846円

アパート、サービスアパートの場合は水道代が物件の定額料金や、賃料に含まれている場合もあります。

電気代は高いですが、水道代は驚くほど安く、単身でコンドミニアムの場合、日本円で1,000円以内に収まることがほとんどです。

しかし、タイでは水道水を直接飲むことがほとんどできないため、浄水器の設置などで別料金がかかる場合がありますので注意しましょう。

※アパートで定額料金を設定している場合は大体500~1,500B/月になります。

ガス代

タイの物件では電気コンロや電気給湯器が一般的で、ほとんどの集合住宅ではガスが使用できない仕様となっていることから、ガス代がかかりません。

ガスが使用できる物件の場合も、日本の都市ガスのようなものはないため、プロンパンガスを使用します。

プロパンガスの料金は物件によって異なりますが、プロパンガスは10キロタンクで700バーツ(3,199円)前後になります。

使い方にもよりますが、4人家族の場合、1ヶ月で10キロタンクで1本使用する程度です。

家賃

タイは日本に比べて家賃相場も低くなっています。

世帯 タイでの料金
単身(スクンビットエリア) 月20,000~40,000バーツ
(約91,400~182,800円)
夫婦・ご家族(スクンビットエリア) 月50,000~
(約228,500円~)
単身(スクンビット郊外) 月15,000~20,000バーツ
(約68,550~91,400円)
夫婦・ご家族(スクンビット郊外) 月20,000〜バーツ
(約91,400円~)

タイでは、バンコクの中心部であるスクンビット周辺と郊外エリアで家賃が大きく異なり、郊外の方が家賃が安い傾向にあります。

スクンビットエリアは日本人の駐在員が数多く住んでいて、日本の食材を扱うスーパーや日本食のレストランなども多いのが特徴です。

交通アクセスが良く、日本人向けの学校や病院などもあるので、ご家族で移住する方にも人気のエリアとなっています。

一方郊外エリアはローカル感が高く市場や屋台が多く見られますが、近年は開発が進んでおり、ショッピングモールなどもあるため、住むのには便利です。

ディアライフではでは、日本人スタッフがご希望がご予算に沿った物件をご案内させていただいておりますので、お気軽にご相談ください。

通信費

タイの通信費は、料金プランによって異なりますが、携帯電話とインターネットを合わせて月額500~1,500バーツ(約2,285~6,855円)程度です。

また、タイの携帯電話料金は日本と比べて安く、データ通信10GBプランでも月額500バーツ(約2,285円)程度で利用できます。

通信費としては、共有Wi-Fiもしくは個別にプロバイダーと契約する方法があり、コンドミニアムやアパート・サービスアパートはタイのプロバイダとの契約になります。

プロバイダと直接契約する場合は、599~1,200バーツ(約2,737~5,484円)、アパート・サービスアパートの回線を利用する場合は無料~1,500B前後(約0~6,855円)が相場です。

タイの物価はエリアごとに違う?

タイのビル

タイの物価は日本よりも安い傾向にありますが、エリアごとに物価の差が生まれる場合があります。

ここでは、タイのエリア別に、物価の差がどれくらいあるのかについてご紹介します。

バンコク

バンコクはタイの首都であり、高級ホテルや商業施設も多く見られます。

しかし、日本人の感覚からすると物価は低く、食料品・交通費ともに東京よりも安くなっています。

都心でありながらも、東京での暮らしと同じ費用を用意すればかなりゆとりのある暮らしができるでしょう。

プーケット

一方、人気の観光地であるプーケット島は日本人観光客にも人気のリゾート島であり、観光地向けのホテルやレストランが多いため、タイのなかでも物価は高いエリアです。

バンコクなどの他の都市と比較して高いのはもちろん、お店によっては日本と変わらない価格設定をしている場合もあります。

アユタヤ

バンコクから80kmほどの距離にあるアユタヤは多くの仏教寺院や遺跡があり、観光地としても人気があります。

プーケットとは異なる点は、歴史のある遺跡などを目的とした観光客が多いため、ローカルな店が多いことです。

そんなアユタヤはバンコクよりも物価が安く、寺院の拝観料も50バーツ~(約225円)となっています。

タイに住む人のリアルな声を知りたいならこちらをチェック

タイに住んでいる人のリアルな声を知りたい方には、YouTubeチャンネル【タイ駐在チャンネル】がおすすめです!

タイ駐在チャンネルは、ディアライフだからこそお伝えできるタイの情報や、タイ駐在員さんへのインタビューやお部屋訪問などのリアルな声をご紹介しているチャンネルです。

例えばこちらの動画では、タイの1ヶ月の生活費について、現地独自の情報を交えて解説を行っています。

アパート、コンドミニアムなど物件の種類による公共料金の支払い方式の違いなど、不動産会社ならではの知見を交えて有益情報を発信しています。

タイに住んでいる人がどんな物件でどんな生活をしているのか知りたい方は、ぜひタイ駐在チャンネルをチェックしてみてください!

タイの消費者物価指数の推移

タイのお金

タイの消費者物価指数の上昇率推移は以下の通りです。

年度 消費者物価指数
2020年 -0.85
2021年 1.23
2022年 6.08
2023年 1.23
2024年 0.40

2024年12月のタイにおける消費者物価指数の推移(インフレ率)は、前年同月比1.23%と増加傾向にありますが、2024年通年のCPI上昇率は0.40%で、4年ぶりの低い水準となっています。

近年のタイはインフレ傾向にありますが、政府による電気料金の抑制や生鮮野菜価格の正常化などがしっかりと行われていますので、今後の動向をチェックしていきましょう。

タイ移住で費用に関して注意する点

タイ移住にあたっては、生活費以外にもビザの取得で費用が発生する場合があるので注意が必要です。

ビザには、以下のような種類があります。

  • タイで就労するための就労ビザ
  • 5年間タイに滞在することが認められるタイランド・プリビレッジ
  • 50歳以上の退職者の方が利用できるリタイアメントビザ

上記の中でも、タイに駐在することになった方からはタイランド・プリビレッジが人気です。

タイランド・プリビレッジは有効期間5年のうちに何度でも入出国することができるだけでなく、専用の出入国審査カウンターを利用することが出来たり、タイで銀行口座を開設できるなどの様々なメリットがあります。

RENOSY Thailandは正規代理店として、タイラインド・プリビレッジ(旧:タイランドエリート)へのご入会・住まいのご紹介なども行っておりますので、お気軽にご相談ください!

タイの物価は日本より安い? まとめ

今回は、タイの物価事情について紹介しました。

平均年収が日本円で約140万円程度のタイでは、あらゆる面において日本よりも物価が安くなっています。

但し、タイであっても観光地として人気が高いプーケット島は物価が高い傾向にあります。

反対に、アユタヤなどの地方に行けば、バンコクよりもさらに物価は安くなります。

ちなみに、バンコクからアユタヤまでは電車(運賃100円ほど)で行くことができますよ。

ディアライフでは、バンコク市内およびシラチャ各エリアの様々な物件をご紹介させていただいております。

予算や条件から適切な物件をご案内しますので、お気軽にご相談ください。

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